もうずいぶん前の話ですが、ワープロがはやりはじめたときに世の識者はこぞって、「漢字が書けなくなってしまう!」と警鐘を鳴らしものでした。
いまや、手書きで文字を書くことはある種特殊な行為になってしまった人も少なくないと思います。
まぁ、それをうんぬんするわけではなく、日記を書いていまして、もちろんパソコンに、ですが、最近、桃の節句くらいから和菓子を食べるようになった、というくだりを書いていました。道明寺餅っていうんですか?桜餅と大福のセットにしたパックがSEIYUのパンとお菓子の棚にやや多めに並んでいた時期があって、そこで食指をそそられた、と。ながもちするものではないから、その日に食べる、翌日またSEIYUにいくと、ある、買う。そんなことを何日か繰り返したなぁ、という生活の記録をしたためようとして、ふと、「和菓子」ってこともないなぁ、と思って、「あんこもの」と打ち、変換キーを押したわけです。ですが、漢字候補が出ない。そんなこともあるか、と思って辞書ソフトを立ち上げて調べると、「あんこ」はひらがなでした。あえて書くなら「餡こ」なのです。口語だったんですね。
漢字があると思って、機械に変換の要求を繰り返していた、という、こんな事態を予測できた人はおるまい、と何の得心だかよくわかりませんけど、ちょっと妙な気持ちがした瞬間でした。